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テストケース作成時の注意点。テストする側の立場を考えて理解しやすいものを

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テストケース

開発現場ではプログラマーがおこなう動作チェック以外にもテストケースを作って専門のテスターさんにテストをしていただきます。

その際テストケースの作成は専任の人がおこなうのが理想ですが、なかなか人材を確保できなかったり、中身が分かっていないと作れないので現実はプログラムを組んだ人が作成することも多いです。

テストケースは一般的に前提条件(入力値)、期待値、テスト結果などの項目をExcelまたは専用のツールで作ります。

Qangaroo(カンガルー)

テスターはテストケースを頼りにテストをおこないます。

そのため、理解するまでに時間がかかってしまったり、誤字脱字、間違いが多いようなテストケースはあまり歓迎されません。

ところが、頭のいいプログラマーがテストケースを作ると、複雑で難解なものができあがってしまうことがあります。

あまりに頭がいいため、自分本位になってしまい、なぜ他人が理解できないかを理解することができないからです。

テスターはある程度機能を把握しておくことが前提ではありますが、納期ギリギリになって他部署の助っ人や派遣さんにテストを頼むことを想定して誰でもテストをできるようにしておくのが理想です。

アプリのテストをしていてテストケースの出来が悪く、イライラさせられることが多かったのでテストケース作成時の注意点を載せておくことにしました。

テストケース作成時の注意点

ページ名やボタン名などの各名称はアプリ上の表記を忠実に記載する

開発者は機能や画面の名称を実際の画面上に表示されない独自の名称で呼んでいることがあります。

作る側が分かっているつもりでもテストする人には伝わらないので勝手に名称を作らないようにしてください。

名称の似ている項目があった場合にはさらに混乱の元となります。

独自の名称の方が意外に的確だったりすることもあるので、テストケースに使いたい場合は実際の画面名も()などで記載しておきましょう。

前提条件は過剰に増やさない

「ログインする」「画面に遷移する」「ボタンを押す」などの前提条件は2~3項目くらいで後は同じマスに複数条件をまとめたりすることが多いと思います。

ところが、勝手に前提条件の列を拡張して5項目くらいまで増やしてしまう人がいます。

一見効率的で理にかなっているように見えますが、前提条件が少ないテストでは空白が増えてしまい、横スクロール量が多くなって一覧性が悪化します。

それと同時に同じ内容の項目はグループ化するのでカーソルを移動すると、どこに合わせていたか見失ってしまいます。

テストケースが無駄に横に長くなったり、いたずらにグループ化の行数が増えてしまうと、大幅に縮小するか、よほど解像度の高いモニターじゃないと扱いにくいテストケースとなってしまいます。

開発と違ってテスターさんに高解像度のモニターが与えられている可能性は低いのです。

解像度の低いモニターで一番右の備考欄から一番左の前提条件1に一気に移動しようとすると移動量が多くなるうえにグループ化の部分でカーソルを見失うといった状況が発生し、ストレスを感じてしまうことは間違いありません。

基本は上から下に進めていけるように配慮する

テストする人の作業性を考えて順番が前後しないようにテストケースを作成してください。

データ登録完了後に再度入力のテストが記載されていたりすると、データを再作成する必要が発生して二度手間となってしまいます。

ただ思いついた項目を順に書いていくのではなく、テストする際の順番を意識することが大事です。

できるだけ多くの情報を記載する

条件に当てはまるデータを探すのが難しい場合などは無責任に条件を記載するだけではなく、電話番号や名称などの情報も載せるよう配慮します。

新しいデータを探してテストしてほしい場合は既に見つけてあるデータを記載したうえで他のデータを探してほしいという旨を追記しましょう。

意外とテストする際に時間を取られてしまうのが、この該当するデータを探すという作業だったりします。

誤字脱字に注意する

似ているテスト項目をコピペして作った場合、コピペ先の項目では名称などが異なっているのに元のままになっている場合が多く見受けられます。

テストケースはテスターにとっての指標となるものです。誤字脱字があるとその指標が崩れてしまうため、正確なテストがおこなえません。

また、いちいちテストケースが間違っているということをテストケース作成者に確認したり、備考欄に記載するという余計な工数を増やすことにもなります。

表現に気をつける

「押下」という表現はキーボードを前提とした造語です。

現在はマウス操作ならクリック、スマートフォンはタップとしてください。

テストをおこなうのが必ずしも開発の知識を持っている人とは限らないのであまり一般的ではない呼称は避けるべきです。

またプルダウンの部分を入力という言葉で統一してしまうと紛らわしいので、選択などとして入力とは表現を分けるようにしてください。

まとめ

優れたテストケースはテスターの負担を減らし、テスト期間の短縮に繋がります。

理解するまで時間がかかってしまったり、テスターにストレスを感じさせるようなテストケースではどうしても手が止まってしまう時間が長くなります。

テストケース作成者に頻繁に質問が来るようでは優れたテストケースとは言えないのです。

中身が分かっている人にとって初めて見る人の気持ちを理解するのは難しいかもしれません。

それでも初見である程度理解できるよう心掛けてテストケースを作成してください。

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