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フリーランス必見!面倒な確定申告を自力で乗り切る方法【前編】

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青色申告

個人事業主にとって毎年「めんどくせー」と頭を悩ませる確定申告。ただでさえ日々の業務に追われてるのに時間を作るのだけでも大変。特に初年度はどうしようかと周りのフリーランス仲間に聞いたり、いろいろ調べたりして余計時間をとられてしまいます。

税理士さんに丸投げすれば楽できるものの、当然コストがかかってしまう。ある程度の規模の自営業さんは外注を使うことが多いけど、小規模なフリーランスにとってはそこまで大掛かりにしたくないと思います。

自分でやるのが不安な場合は各都道府県の青色申告会に入ってサポートしてもらうという手もありますが、会費がかかるのと指定のソフトを使わなければないのがネック。あと、自由にやりたいという人には向いてないかもしれないです。

そこで青色申告ソフトを使い、頑張って自力で青色申告することを目指します。

青色申告するためには事前に税務署に書類の提出が必要

青色申告するためには開業日から2ヶ月以内か、青色申告をする年度の3月15日までに税務署へ「所得税の青色申告承認申請書」を提出しておく必要があります。

つまり2019年の2月に2018年度の確定申告をする場合は2018年の3月15日までに税務署に届けていないといけません。年末になって確定申告の準備を始める段階になってからでは手遅れなのです。

誰もが「そこは融通利かせてくださいよ~」と思うところですが、税務署は頭の固い組織、国民のために融通を利かせるなんてことは一切してくれません。

それどころかコピーすら取らせてくれないし、確定申告の時期になると駐車場を使わせないという嫌がらせすらしてくる地域もあります。税務署の駐車場をブロックする謎の誘導員に案内されたコインパーキングに停めたら短時間なのに結構な額を取られたという苦い経験をしました。「おまえら税金で食わしてもらっているくせに善良な納税者にこんな仕打ちをしていいのか!」と言いたい気持ちをグッとこらえていつか見返してやろうと決心しました。

その年度は諦めて白色申告し、書類を提出しに税務署に行ったついでに次年度に備えて「所得税の青色申告承認申請書」を書いて出しておくことにします。

ということで2年目からが青色申告本番になる人も多かったりします。

青色申告ソフト選び

青色申告ソフトと言えば、最近話題のクラウド。最初は評判のいい「マネーフォワード クラウド確定申告」を使ってみることにしました。

freee:スタータープラン年額9,800円、スタンダードプラン年額19,800円
マネーフォワード クラウド確定申告:フリープラン仕訳件数年間50件、ベーシックプラン月額800円、年額8,800円
やよいの青色申告オンライン‎:セルフプラン1年間無料お試しで次年度から年額8,000円、ベーシックプラン1年目6,000円次年度から年額12,000円

※2018年12月現在

初年度は白色申告だったこともありフリープランで何とか乗り切ったものの、青色申告になる2年目からは経費を増やし、しっかり節税したいと考えるようになりました。と言うのもあまり経費を入れずにまともに申告してしまうと住民税や国民健康保険料がえらい金額になります。「課税対象額を減らすためはなりふり構っていられない」そうはっきり認識させてくれるほどの大きな負担でした。

青色申告になれば青色申告特別控除65万円が使えます。その他の控除を駆使したうえで経費を増やすことができれば課税対象額を抑えることができるはず。

それを実現するためにも仕訳件数年間50件までという制限はかなり無理があります。2年目からはきちんと料金を払おうと決意したものの、よくよく考えてみると「クラウド型じゃなくてもいいんじゃね?」という考えが頭をよぎります。

別に出先で入力することもないし、パソコンが何台もあるわけではありません。そこで2年目の青色申告からはインストール型にチェンジ。一度買ってしまえばずっと使えるはずだし、ブラウザ上で動くクラウド版より動作も安定してそう。
※実際には毎年お金を払わないと使い続けられませんでした。

インストール型と言えば圧倒的な知名度を誇る「やよいの青色申告」。通常ならこれ一択なのですが、以前会社で「弥生会計」を使っていたこともあって何か目新しいものを選びたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきます。

そこで選んだのが「ツカエル青色申告」。たまたまみつけた記事を見て使いやすそうだったのでこれが決め手となりました。

売上と経費の基本的な入力方法

まずは基本情報。事業者名は特に屋号などを決めていないので自分の名前をそのまま入れておきます。

あとはひたすら経費を入れていくのですが、ここでやっかいなのが「複式簿記」という会計の考え方。借方、貸方をそれぞれ入力しなくてはいけないのでめんどいっす。

実際に「ツカエル青色申告」に入れてみると「かんたん取引帳」から経費を入力していけば「複式簿記」なんか分からなくても大丈夫。該当する取引を選んで金額と適用を入れるだけ。まあ、これは他の青色申告ソフトも同様で大抵かんたん入力みたいな機能が用意されているのでどのソフトを選んでもそんなに差はないです。

注意しなければならないのは売り上げは請求書を出した日と入金された日の2回入力する必要があるということ。「ツカエル青色申告」の場合は請求書を出したら「売上」→「売上」→「掛けで売上げた」で入力し、入金されたら「売上」→「回収」→「掛代金が普通口座に振り込まれた」で入力します。振込手数料を引かれた場合や源泉所得税を引かれた場合にもきちんと対応できるよう「回収」の中に項目が用意されています。少しややこしいのが年初と年末の処理。年初は昨年12月の回収だけを入れて年末は売上だけを入れることになります。

ツカエル青色申告

試しに「日常」→「かんたん取引帳」→「経費」で何か入力し、「日常」→「仕訳日記帳」を見れば借方、貸方に入っているのが確認できます。

フリーランスの場合、会社と個人の現金やカードを分けている人はほとんどいません。そんな時は「事業主借」で処理します。これもソフトが対応しているので「ツカエル青色申告」の場合は「日常」→「かんたん取引帳」→「経費」→「~を個人の財布(カード、通帳)から支払った」を選べばOKです。

その際、現金で払っていれば日付はその日を入れるのですが、ネット通販で商品を購入し、カード払いにした時は買った日とクレジットカードの請求日が異なります。これをそれぞれ入力するのは面倒なので「発生主義」という考え方で処理することにします。日付はカードはご利用明細に記載されている「利用日」を入れておけば特にカードの引き落とし日を意識する必要はありません。カードで支払った場合に引き落とし日にすると全部同じ日になってしまいます。

気を付けたいのが年初1月~2月頃のカード明細。日付が去年の12月のものが混ざっているのでこれは入れないようにしておきます。逆に年末は12月までだと足りないので翌年の1月~2月の明細を見て前年の12月の日付のものがあったら入れるようにしてください。

現金は支払った日、通帳は引き落とし日、カードはご利用明細に記載されている日付を基準すると分かりやすいと思います。

摘要にデフォルトで日付が入ってる場合があるのでよく分からなかったら「〇月分」という部分を消して入力するという方法もあります。家賃についてはだいたい前払いのことが多いです。

ほとんどの経費はこんな感じで入力できると思います。毎月払っているものや似たようなものは「かんたん取引帳」の項目を右クリックして「複写」を選ぶとどんどん入力していけます。この時何故か日付は複写されずに12月31日になってしまいます。新規で入力すると日付が引き継がれるので何か理由があるのかもしれないですけど、個人的にはすごく不便だと感じました…。

毎月入力しておくのが理想的ではありますが、実際は確定申告直前になってから慌ててやり出す人が多いと思います。クレジットカードの明細が確定するのはどうしても年明け2月くらいまでかかるのでギリギリにまとめてやった方が効率的とも言えるかもしれません。

他にも「かんたん取引帳」で「その他」を選ぶと「固定資産税」や「自動車税」、「ふるさと納税」といった項目があるので忘れずに入力するようにしましょう。

たまに悩むのが該当する取引がみつからなかった場合。できれば新たに作った方が確実なのかもしれないですが、似たようなものを探して入れた後に仕訳を確認して問題なければわざわざ作る必要ないです。

あと自宅で仕事をしていたり、仕事で自家用車を使っている場合、家賃や光熱費、ガソリン代などをどのくらいの割合で仕事に使ったのか計算して入れる必要があります。これも後から按分できるので今の段階では満額で入力しておきます。

按分の方法や各種控除の入力、青色申告の帳票を出し方は後編に続きます。

フリーランス必見!面倒な確定申告を自力で乗り切る方法【後編】

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