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ITフリーランスの案件紹介ってどんな感じなの?業務委託で3年半現場に常駐してみた感想

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プログラマー

ITフリーランスの案件紹介の広告を見かける機会が増えてきました。技術的なことをググっているとバナーが表示されるのでつい見入ってしまいますよね。しかもそこに提示されいるのは現在貰っている金額からは想像もできないような高額な報酬!思わずクリックしてしまったことが何度もあります。

こういったサービスを利用して実際に現場に常駐するとどうなのか?常駐先3社、期間3年半に経験したことをまとめておきたいと思います。

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エージェントによって対応は大きく違う

利用していたエージェントは1社でしたが、現場には他社から来られた方も多く、情報交換をすることができます。同じエージェントから来た人がいると妙な仲間意識が生まれたりもします。

そうして情報交換した結果、自分が登録していたエージェントはあまり良いとは言えないことに気付いてしまいました。

仕事の入れ方が強引

登録すると担当者が付くため、今後はこの人とやり取りをするのかと思っていると、仕事の紹介は営業から直接連絡が来ました。

検討中の案件があるにも関わらず別の営業から案件の紹介が来たり、伝えた条件に合っていない案件も平気で持ってきます。

ひどい時はHTMLコーダーを希望しているにもかかわらず、ライターの案件をねじ込もうとすることも。常駐先が決まって働き始めてからも営業から案件紹介の電話はすぐに止まりません。

営業成績を上げたいのは分かりますが、やや強引な感じがします。

また、配慮が欠けている点も気になりました。

現場に常駐している時間帯は電話に出るのが難しいという事情は理解してくれているものだと思っていたら、そんなのお構いなしに電話がかかってきます。

社内や営業同士情報の共有をしっかりしてほしいところです。

金額を明確にしない

一応こちらの希望金額に近い案件を探してはくれるようですが、常駐先の会社からエージェントにいくら支払われていてどれくらい抜かれているかは絶対に教えてくれません。最近では金額を明確にしているエージェントもあるものの、まだまだ少ないようです。

とは言っても探る方法も一応あったりします。常駐先の社員と仲良くなって聞きだしたり、エージェントの担当者に探りを入れることでだいたいの金額を把握することができちゃいます。

他社から来た人の中には個人に支払われる額の倍ほどの金額を常駐先の会社に請求しているエージェントもありました。

また、契約更新時に「当初の予定より作業範囲が広がったため、少しでもいいから金額を上げてほしい」と伝えたところ、エージェントから常駐先の会社に届いた交渉額は7万円アップという結構な金額!いったいどこから7万という金額が出てきてそのうちいくらを還元してくれようとしていたのかは不明です。

常駐先の会社が自分に対してどのくらいの金額を支払っているかが分からないと、額面に見合った働きができているのか不安になることがあります。納得して気持ちよく働くためにも常駐先の会社が支払っている額をすべてのエージェントが明確にすべきだと思います。

職場の環境は常駐先の会社に依存する

実際に仕事が始まるとエージェントと関わることが少なくなります。初日の朝に同行してもらって現場に入ると、その後は次の契約更新が近づくまでは基本的に連絡を取ることはありません。

担当者がいい人だと月に1回程度、現場に来てお昼ご飯を食べながら状況を聞いてくれたり、マメに連絡をくれることもあります。

就業規則や仕事上のルールは常駐先の会社に則って働くことになりますので、職場の環境はどこのエージェントを利用していても変わりません。社員研修や社員向けのセミナーといった面倒なものに業務委託は参加が免除されることがあるという点においては気楽と言えるかもしれませんね。

会社を盛り上げるために一丸となって頑張ろう!みたいなことを社員達がやらされていても業務委託としては仕事があるから現場に来ているだけで正直この会社がどうなろうがあまり興味がなかったりします。そういったミーティングに参加させられて意見を求められても、表面上はもっともらしいことを言ってその場を切り抜けますが、まったく関心が持てなくて「どうでもいい」というのが本音。

とは言っても常駐しているからには仕事内容や人間関係、その他設備や会社の方針などはほとんど社員と変わらない状況下に置かれます。

自信の経験から3社ほど見てきた感想としては、やはりその場にいる人達の人間性によって雰囲気も結構違いました。場を和ませるような気遣いのできる上司や社員がいる現場ではコミュニケーションもスムーズにとれて居心地もよく、一方で相手の気持ちを考えず強い口調で要件のみを伝えてくるような人間が多いとギスギスして重苦しい現場となってしまいます。

自分に合わない常駐先だったとしても契約期間の3ヵ月我慢して更新しなければいいだけなので社員にならなくともいろいろな会社を覗けるといったメリットがあります。

常駐先を気に入った、気に入られた場合に社員化は可能か?

常駐先を気に入って社員になりたいと思うケースもあると思います。これには超えなければならないハードルがあるため簡単にはいかないようです。

業務委託を社員化するためには契約形態にもよりますが、常駐先の会社からエージェントに半年から1年分の契約料をまとめて支払う必要があります。

常駐先の会社がこれを支払ってくれれば問題ないものの、よほどの実績があるかものすごく気に入られてなければ、一業務委託にこれだけの金額を支払ってまで社員化することは考え難いのが現実かもしれないです。

常駐先が受け入れたいということであれば自分からエージェントの担当者に連絡して契約料の調整などを相談してみるといいかもしれません。

厳密には契約違反かもしれませんが、エージェントに隠れて常駐先の会社と直接契約してしまうということもおこなわれていたりします

業務委託はほとんどグレーゾーン

業務委託という立場で現場の会社に常駐した場合、契約書に記載している作業以外をおこなう際にはエージェントからの指示でなければやってはいけないことになっています。

ところが実際には現場の指示で様々な作業をおこない、会議でアイデアを出すことさえあります。これは偽装請負となってしまうため、本来は認められないのです。エージェントは3ヵ月間まったく連絡をよこさないことも多く、実際の作業を把握していないので指示を出すことは不可能だったりします。

以前、業務内容がアプリ開発に変更になったため、エージェントには再三伝えているにもかかわらず契約書は「WEBデザイン、HTMLコーディング」のままとなっていることがありました。

また、契約形態によっては業務委託でなく、派遣となっている場合があります。この場合はエージェントの社員でなければならないため、特に希望した覚えもないのにいつの間にか社員となっていて、常駐先との契約が終了して次が決まらないと勝手に社員を解雇されることがあります。

このようにまだまだグレーな部分が多い働き方とも言えます。

ほんとうにあったITフリーランスの案件紹介トラブル。いいかげんなエージェントに注意

まとめ

ITフリーランスとして現場に常駐すると案件が終わったり、現場の方針が変わると突如契約が終了することがあります。新しい常駐先に行くとまた一から職場や人間関係に慣れる必要があるため、いくら就業時間の大半は作業に没頭しているとは言え、簡単な仕事ではないかもしれません。

とは言っても会社に縛られたり依存したくない、社員になりたいと思えるほど魅力的な会社が無いと感じている人に合った働き方ではあります。

実際に3社ほど常駐した感想としては「ここの社員じゃなくてよかった」というものでした。一応社員化の話もいただいたものの、残念ながらお断りさせていただきました。現場の雰囲気が良くない、周りはいい人達が多くても上層部がおかしい、どう考えてもヤバい人間がいるのに放置しているといったように何かしらの問題を抱えていてずっと働きたいと思える会社は存在しませんでした。

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