
自分の働いている会社に満足している人は少ないと思います。
ほとんどの人が何かしら我慢を強いられていて、生活費を稼ぐためや家族を養うために仕方なく働いているというのが現実です。
お金があれば働きたくないというのが本音でしょう。
それでも社会人になって最初のうちは会社から学ぶことも多く、一人前になるために一生懸命で余計なことを考える余裕もなかったはずです。
やがて会社に不満を感じるようになって転職したとしても何社かの内部事情を知るうちにそれぞれに問題を抱えていてどこも大差ないことに気付きます。
結果的にまともな会社なんて世の中に存在しないことを知り、会社というものに絶望を感じるようになってしまいます。
思い当たる人は会社に依存しないフリーランスという働き方を検討してみてはいかがでしょうか?
会社の問題点
上からの意見に逆らえない
会社というものは基本的に上からの指示に従わなければなりません。
どんなにおかしいと感じても個人の力ではどうしようもないことが多いのです。
仲のいい先輩や理解のある上司の発案であれば意見をぶつけることもできますが、役員や上層部の決定事項となるとそうは簡単ではありません。
もし覆そうとするなら会社と戦うくらいの覚悟が必要です。
偉い立場の人が正しい判断をしたり、先読みができるとは限らず、むしろ逆であることも多いので余計ストレスが溜まります。
フリーランスなら個人でやってるビジネスは全部自分の思うようにできますし、どこかの会社に常駐していたとしてもその会社が決めたことにはあまり深入りする必要もありません。
レベルの低い人間が多い
会社にはいろいろな人間が集まっています。
自分とは合わないタイプの人間が必ずいるのでそういった連中とは深く関わらないようにすればいいだけですが、中には仕事上避けて通れない状況もあって、そんな人がとんでもなく意地悪だったりすると大きな被害を受けてしまうことになります。
特に上司の人間性に問題があると大変な目に合います。仕事を丸投げするだけならまだしも、権力を誇示して自分を大きく見せたいのか、威張っている自分に酔っているのか、人前で大声で説教をしたがるパワハラ全開上司も未だに存在します。こんなヤツは陰口言われるだけで誰もついてくるはずがないのに自覚症状がありません。
まともな上司はお互いが気持ちよく仕事ができるよう配慮します。困難な作業を部下に任せる場合は、資料を揃えたり途中まで進めるなどしてある程度レールを敷いたうえで引き継ぐようにして絶対に丸投げはしません。
若手でもやたら調子に乗ってイキがってるような人もいます。口先だけの人間は中身がなくて仕事ができないことが多いです。
やたら自己主張が強く、強引に自分の意見を通して結果的に失敗しても涼しい顔をしている信じられない人もいました。
とにかく会社という組織にはあまり賢くない薄っぺらな人間が一定数存在するので自分の思い通りにはできません。
他人に査定される
会社員は昇給やボーナスの査定を上司にされることになります。
他人に自分の能力を査定されるなんて気持ちのいいものではないし、上司が人格者ならまだしも、嫌な人物だった場合はなおさら納得がいきません。
学校みたいに先生に通知表を付けられるのと訳が違います。
社員が多いと目が行き届かないので、戒めの意味もあるのかもしれませんが、表に出なくとも会社に貢献してることもありますし、全てをきちんと評価できるとは到底思えません。
人との関わり
少人数の会社では全員が顔見知りでアットホームな雰囲気があります。
いい人ばかりならいいのですが、嫌な人間が多いとあっという間に地獄と化してしまうリスクもあります。
ビルのワンフロアを占拠するような広いオフィスの場合は一見オシャレに見えますが、自分の所属している部署か仕事上関りのある人以外はほとんど接点がありません。
隣の席でも部署が違えば会話をするどころか名前も知らないこともめずらしくないのです。
こういった関りのない人たちがワンフロアに存在しているため、近くの部署が騒がしかったり、異常に声のでかい人がいるとかなり気が散ってストレスの元となります。
くだらないルールが存在する
増えすぎた社員を管理するために会社は事細かにルールを定めています。
一部の不良社員が問題を起こすことでそれを防止するような新たなルールが作られ、真面目な社員がどんどん窮屈になっていきます。
また、ミーティングによってそれを全社員に周知させたり、社会人としてのマナーやルール、セキュリティについてのセミナーやテストといったものも頻繁におこなわれます。
常識人にとっては必要のないものが多く、忙しい時にやられると無駄に時間をとられてしまいます。
無駄な資料作り
会社で何かをやろうとすると上層部を説得しなければなりません。
そのためには資料を用意しなければならず、場合によっては一般からアンケートをとったり、レポートを出してもらうなど大変な手間と時間、コストがかかります。
そのために本来の業務の時間を削られたり、残業しなければならないというのも無駄です。
外部に出す資料ならまだ納得できますが、社内の頭の固い人間を説得するためと考えると疑問が湧いてきます。
自分一人で仕事をしていれば思い付いたアイデアを即行動に移せるので資料を作って説得するといったロスは発生しません。
老害
会社において決定権を持っているのは上層部です。
この上層部の判断が正しいかと言うと必ずしもそんなことはありません。
ほとんどの会社役員は年配であることが多く、新しく柔軟な考えを取り入れることが難しいのです。
また、役員は日々権力争いや足の引っ張り合いに明け暮れていて、本当に会社を良くしようということより、自分にとってリスクが少なく、ライバルにメリットを与えないような選択をします。
結果的に事なかれ主義になってしまい、思い切ったことができなくなってしまいます。
実際、大企業病とも言えるこのような状態に陥っていて売り上げが落ち込んでしまい、傍から見れば改善策は明白なのに手を打つことができずに苦しんでいる会社は多く存在します。
会社はある程度の年齢に達した役員から権力を奪って、若い力を信じてどんどん世代交代していくようにするべきです。
まとめ
会社というのは学校のような義務教育とは違って必ずどこかに入らなければならないといった決まりはありません。
他に収入を得る手段があったり、一生暮らしていけるほどのお金があれば働かなくていいはずです。
世間からは毎日同じ時間に家を出て暗くなってから帰ってくる、休みは土日祝日だけ、というのが仕事を持って真面目に働いていると評価されますし、自分もその方が安心します。
平日ぶらぶらしていると罪悪感を感じてしまうのは世間の目を気にするのと、子供の頃からの刷り込みによるものかもしれません。
このような固定観念を捨てて、会社に所属しないという勇気も必要だと思います。
大勢の人が集まると個々の性格や意見が違うため、自分の意志を通すことが難しいだけでなく、意思決定が遅れたり、社内の調整という無駄が発生してしまいます。
そういった状態に納得がいかないという人は全て自分の自由にできるフリーランスという働き方が向いているのかもしれません。
フリーランスといっても完全に自分でビジネスをおこなっている場合もあれば、会社と契約して常駐することもあります。
どちらにしても会社への依存度を社員に比べて大幅に少なくすることができます。社会保険など大変な面もありますが、会社に不満を感じている人は一度検討してみてはいかがでしょうか?